E320 CDI ステーションワゴン 美しい前顔、野暮ったい横顔
一発でわかるデカい顔
GWが終わり、また憂鬱な勤労の日々がやってきた....皆さんしっかりとリフレッシュはできたかな?
ワシはというと、10連休を使って飛騨高山〜東海地方を中心に愛車のE320 CDI ステーションワゴンを無駄に走らせて来た。もちろん前回の記事で紹介した「車中泊」にて。
このブログではE320 CDIステーションワゴンの機能性やトラブルなど、内面的なテーマばかり扱ってきたが、今回はルックスについて触れてみたいと思う。
ルックスも重要な機能のひとつではあるし、オーナーの所有欲を満たしてくれるのはなんといっても「見た目」に他ならない。(特にベンツとゆー奴は)
まずは正面から。
ギンギラな4つの目にデッカイグリル。そして鼻先にはテカテカのエンブレムと、なんともバブリーな顔だち。
隣にある同年代のワーゲンと比べてもそのジャラジャラ具合の差は歴然。
今にも飛びかかってきそうな昆虫のような顔は、見た瞬間「あ、怖いベンツが来た」と直感的に伝わってくる悪人面。
現行のEクラスはマイチェンで4つ目は廃止され、より近代的な流線型ヘッドライトにモデルチェンジされたが、個人的にはこの4つ目がなんともヤンチャでかわいらしくて好きだ。
画像:WIKIPEDIAより引用
ちなみに1モデル前のW210系にも4つ目ヘッドライトが採用されていたが、パーツのデザイン、角度などを少し変えただけでここまで洗練された外見になるとは驚きだ。
とにかくこの4つ目はトヨタのアリストにパクられるなど(どっちが先か論争はあるが・・・)一世を風靡したキラーデザインであることは間違いない。
真ん中の二つ目は、スモールランプの役割を果たしている。冷静に考えるとかなり斬新なデザイン。要らないっちゃいらないが、アクセントとしては◎
なかなかイカした(死語)顔だが、他のパーツも見てからご評価いただきたい。
野暮ったいおしりと横顔
どんな美人でも、弱点はある。体型が崩れていたり、横顔が意外とイケてなかったりと・・・。E320 ステーションワゴンもまた野暮ったい側面がある。
まずは尻だ。
見慣れると愛おしくなってくるのだが、正直いって第一印象は微妙だった。
顔に比べてなんだか平坦なおしり。欧州車らしからぬ、個性のないデカいだけの地味なライト類。ドイツ人オカンのデカい垂れた尻のような、変な存在感はある。もちろん好みがあるが、これに関しては同時代のアウディや、国産車の方がよっぽど素敵なおしりをしている気がする。本当はもう少し遊びがほしいところ。
惜しい横顔。
前から見ると美形なのだが、横顔はエラ張ってる。横から見たおしりは悪くない。しかし横顔はちょっと昭和すぎないだろうか。
トライアンギュラーデザインを意識しているのはわかるが、どうも古くさい。鼻が低いし、目が全くもって見えない。こうみるとなんだか営業車のようにも見えてくる。
いっそ横顔だけでも潔くW124あたりの質実剛健な直線フォルムで勝負してもよかったのかもしれない。
個人的には最近Mig21っぽく見えてきたのでアリだと思ってる。
斜めからが勝負顔
自分の顔が一番かっこよく見える角度っつーものが誰にでもあるよね。E320 ステーションワゴンは斜めからが勝負角度。
悪いところが隠れて、よい部分だけが強調される。
うん、なかなかエロい。クビれはないけど、程よい肉付き。目尻の小じわも色気がある。現代車ともいい勝負できると思うんだが、どうだろうか。
勝負シチュエーションはやっぱり見晴らしの良いパーキングエリアかな。
デかい図体も相まって迫力は結構なもの。気のせいだとは思うが、結構チラ見される気がする。もしかして「デケー車。維持費高そ」といった哀れみの視線なのかもしれない。
ちなみにこのE320 S211系にはちょっとデキの悪い兄がいる。同モデルの前期型だ。
前期(2003~2006)と後期(2007~2009)ではグリルの形、照明、ミラー、マフラーのデザインが変更されており、印象もだいぶ違う。このブログにて紹介しているのは後期にあたる。ぜひ町で見かけたら注目してほしい。
デザインのみならず、ブレーキシステムやらエンジンやら、リコールが出てだいぶ変わっているとの事(巷じゃ中期っていうのもあるみたいだけど)
中古を購入する際はご注意を。
パーツパーツに宿るデザイン
不細工な部分は数あれど、全体的にソコソコの印象を創りだしているのは、それぞれの優れたパーツ達。
特にミラーはものすごく近代的で、最近の車に付いてても全く違和感がないくらい。空気抵抗は割と高く、高速でぶっ飛ばすとヒューヒュー鳴る。
そして何といってもこのエンブレム。
今でも折りたい衝動に駆られる・・・。しかし実はばね式になっており、グニャングニャン柔軟に曲がるような仕組みになっている。なかなか折れない。
衝突時に歩行者を守るためらしい。
もちろん開閉式のサンルーフも完備。
今の季節は開けっ放しで走ると非常に気持ちいい。換気も早い。
メカちっくなバンパーガードとパーキングセンサー。
このデカイ図体を街中で廻すには不可欠なパーキングセンサー。結構余裕を持って知らせてくれるので重宝している。
フォグランプも前期から一新されてライダーベルト風にチェンジ。
リアゲートのブレーキランプだけは、地味にLEDを採用。この部分が結構好き。
おぼっちゃまくんばりの立派なちょんまげもキュート。
古臭い車なのに「おっ」となるセンサーの群れ。実はただのレインセンサーだったりする。オート設定にしておくと、たまに晴れの日でもワイパーが動くちょっとアホなセンサー達。歩行者感知?レーダー?そんな女々しいものは付いてない。
断片的な紹介でなかなか全体像が伝わらない記事で恐縮だが、中古屋が撮らなそうな角度でアプローチしてみたつもりだ。
とにかく個性的なデザインではあるので、もしどっかに停まっているのを見かけたら強面のオーナーの目を盗んでマジマジと観察して頂きたい。
次回のテーマはまだ未定だが、タイヤを新調したこともあり、静粛性や乗り心地について触れたいと思う。
まだまだご紹介したいネタはたくさんあるのだが、画像や表現だけで伝えるのが難しい内容がてんこ盛り。今後もなるべく皆さんがイメージしやすいよう、身振り手振り下手な文章でお送りします。
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